1 2017/09/11(月) 23:21:33.87
その不思議なノートに出会ったのは、うちがたまたま一人で秋葉のオカルトショップ巡りをしている時のことだった
希「約束ノート?」
そのノートの表紙にはそう書かれていた
希「見た目は普通のノートっぽいけど、なんでこんなショップに置いてあるんだろう?」
希「えっと、値段は.....1090円....微妙に高いなぁ...」
希「なになに....名前を書かれた人間と自分との約束のなどの事柄をこの約束ノートに書くとそれ通りになる.....」
希「約束ノート?」
そのノートの表紙にはそう書かれていた
希「見た目は普通のノートっぽいけど、なんでこんなショップに置いてあるんだろう?」
希「えっと、値段は.....1090円....微妙に高いなぁ...」
希「なになに....名前を書かれた人間と自分との約束のなどの事柄をこの約束ノートに書くとそれ通りになる.....」
3 2017/09/11(月) 23:27:53.85
希「ただし、指定できる人間は自分が顔と名前を知っている人間にしか効果が出ない....」
ひと昔前に流行ったノートを思い出すような文面だった
希「あ、ルールみたいなものも何個かあるんやね」
希「ルール1、人の生死に関するような事柄は書けない」
希「ルール2、1回に書ける人数は1人まで、書いたことが起きるまでは何を書いても起きない」
希「ルール3、書く事柄は1時間以内に起きる、起きる事柄の時間などの指定は書いてから8時間以内しか指定できない」
希「ルール4、事柄を書いてから24時間は次の事柄を書いても効果は反映されない」
希「ルール5....はかすれてて読めなくなってる......」
こんな胡散臭いものを本気で信じている訳ではなかったんやけど、なんか面白そうだし、うちはこれを面白いと思って購入してみることにした
ひと昔前に流行ったノートを思い出すような文面だった
希「あ、ルールみたいなものも何個かあるんやね」
希「ルール1、人の生死に関するような事柄は書けない」
希「ルール2、1回に書ける人数は1人まで、書いたことが起きるまでは何を書いても起きない」
希「ルール3、書く事柄は1時間以内に起きる、起きる事柄の時間などの指定は書いてから8時間以内しか指定できない」
希「ルール4、事柄を書いてから24時間は次の事柄を書いても効果は反映されない」
希「ルール5....はかすれてて読めなくなってる......」
こんな胡散臭いものを本気で信じている訳ではなかったんやけど、なんか面白そうだし、うちはこれを面白いと思って購入してみることにした
4 2017/09/11(月) 23:36:31.63
希「さてと...とりあえず、買ってみたけどこれってどうなんだろう?そもそも本当なのかな?」
希「って!本当ならこんな値段で買える訳ないか!」
希「そうだ!試しになんか書いてみよっと♪」
希「う〜ん...どうせなら起きづらいことを書いてみよう」
希「えっと、試しに真姫ちゃんがうちに焼肉をおごってくれる....っと!」
希「ふふふ〜真姫ちゃんがいきなりうちに焼肉をおごってくれることないからね!」
〜♪
希「ん?電話?」
希「....真姫ちゃんからや、まさか....」
希「って!本当ならこんな値段で買える訳ないか!」
希「そうだ!試しになんか書いてみよっと♪」
希「う〜ん...どうせなら起きづらいことを書いてみよう」
希「えっと、試しに真姫ちゃんがうちに焼肉をおごってくれる....っと!」
希「ふふふ〜真姫ちゃんがいきなりうちに焼肉をおごってくれることないからね!」
〜♪
希「ん?電話?」
希「....真姫ちゃんからや、まさか....」
5 2017/09/11(月) 23:42:17.85
希「もしもし」
真姫『あ、希?』
希「どうしたの?真姫ちゃん、休みの日にうちに電話なんて」
真姫『希って焼肉好きよね?』
希「!!う、うん...好きだけど」
希(え?まさかこれって....)
真姫『よかったらなんだけど、パパが焼肉屋さんの優待券をもらったらしいのよ』
希「へ、へぇー」
真姫『でもパパもママも焼肉はそんな好きじゃないみたいで、よかったら友達を誘って行ってきなさいって言うのよ』
希「な、成程....」
真姫『だから希を誘おうと思って、予定があったかしら?』
希「いや、特には」
真姫『そう...なら今夜とかどうかしら?』
希「今日?」
真姫『えぇ、なにか急用でもあるの?』
希「ううん...特には...」
真姫『じゃあ、決まりね、夜になったら迎えにいくから』
希「うん」
真姫『じゃあ、またあとでね』
真姫『あ、希?』
希「どうしたの?真姫ちゃん、休みの日にうちに電話なんて」
真姫『希って焼肉好きよね?』
希「!!う、うん...好きだけど」
希(え?まさかこれって....)
真姫『よかったらなんだけど、パパが焼肉屋さんの優待券をもらったらしいのよ』
希「へ、へぇー」
真姫『でもパパもママも焼肉はそんな好きじゃないみたいで、よかったら友達を誘って行ってきなさいって言うのよ』
希「な、成程....」
真姫『だから希を誘おうと思って、予定があったかしら?』
希「いや、特には」
真姫『そう...なら今夜とかどうかしら?』
希「今日?」
真姫『えぇ、なにか急用でもあるの?』
希「ううん...特には...」
真姫『じゃあ、決まりね、夜になったら迎えにいくから』
希「うん」
真姫『じゃあ、またあとでね』
6 2017/09/11(月) 23:50:02.68
希「これって....まさか....」チラッ
『真姫ちゃんがうちに焼肉をおごってくれる!!』
希「ぐ、偶然だよね....?」
絵里「おはよー希」
希「.......」
絵里「希?」
希「.......」
絵里「のーぞーみー?」
希「!!え、エリチ....どうしたん?」
絵里「どうしたのって....貴方こそどうしたのよ」
希「え?」
絵里「いくら話しかけても反応ないんだもの、どうかした?」
希「え、あ...ちょっと考えことをしてて」
絵里「そう....あんまりぼーっとしてると危ないわよ?ただでさえ、貴方はぼーっとしてるこちが多いんだから」
希「むっ...エリチそれはちょっと、うちに失礼じゃない?」
『真姫ちゃんがうちに焼肉をおごってくれる!!』
希「ぐ、偶然だよね....?」
絵里「おはよー希」
希「.......」
絵里「希?」
希「.......」
絵里「のーぞーみー?」
希「!!え、エリチ....どうしたん?」
絵里「どうしたのって....貴方こそどうしたのよ」
希「え?」
絵里「いくら話しかけても反応ないんだもの、どうかした?」
希「え、あ...ちょっと考えことをしてて」
絵里「そう....あんまりぼーっとしてると危ないわよ?ただでさえ、貴方はぼーっとしてるこちが多いんだから」
希「むっ...エリチそれはちょっと、うちに失礼じゃない?」
7 2017/09/11(月) 23:56:38.57
絵里「じゃあ、確認するわよ」
希「確認?」
絵里「今日までの課題ちゃんとやってきた?」
希「課題?....あー!!!」
絵里「その反応はまた忘れたみたいね」
希「す、すっかり忘れてた....」
絵里「じゃあ、行きましょうか?」
希「え、エリチ....あの....」
絵里「なぁに?希?」
希「その、課題見せて?」
絵里「さーて、どうしようかしら?」
希「お願い!エリチ!!」
絵里「...じゃあ、学校まで競争!!私に勝ったら見せてあげる!!」ダッ
希「え、ちょ!!待ってよ!!エリチ!!」
絵里「〜♪」
希「確認?」
絵里「今日までの課題ちゃんとやってきた?」
希「課題?....あー!!!」
絵里「その反応はまた忘れたみたいね」
希「す、すっかり忘れてた....」
絵里「じゃあ、行きましょうか?」
希「え、エリチ....あの....」
絵里「なぁに?希?」
希「その、課題見せて?」
絵里「さーて、どうしようかしら?」
希「お願い!エリチ!!」
絵里「...じゃあ、学校まで競争!!私に勝ったら見せてあげる!!」ダッ
希「え、ちょ!!待ってよ!!エリチ!!」
絵里「〜♪」
8 2017/09/12(火) 00:02:07.36
絵里「希、やるわね...ふぅ...」
希「はぁ....はぁ...朝から走らせないでよ、朝練やないんやから」
絵里「ふふふ、これも青春ぽくってよくない?」
希「ちょっと古くない?なんか」
絵里「あら?そんなこと言うと見せてあげないわよ?」
希「それは...か、勘弁してください」
絵里「.........」
希「今日も入ってるね」
絵里「そうね」
希「エリチ相変わらずモテモテやね」
絵里「もう、茶化さないでよ」
希「ふふふ」
絵里「.......」
希「...........」
希「はぁ....はぁ...朝から走らせないでよ、朝練やないんやから」
絵里「ふふふ、これも青春ぽくってよくない?」
希「ちょっと古くない?なんか」
絵里「あら?そんなこと言うと見せてあげないわよ?」
希「それは...か、勘弁してください」
絵里「.........」
希「今日も入ってるね」
絵里「そうね」
希「エリチ相変わらずモテモテやね」
絵里「もう、茶化さないでよ」
希「ふふふ」
絵里「.......」
希「...........」
9 2017/09/12(火) 00:09:44.00
「生徒会長〜この書類なんですけど」
絵里「はいはい」
希「........」
希(もし、あのノートが本当に本物だったら.....)
希(エリチと......)
絵里「希?」
希「うん?なぁに?エリチ?」
絵里「もう、また聞いてなかったでしょ?」
希「ごめんごめん」
絵里「この書類の件なんだけど」
希「うん.....」
希(考えても仕方ないか.....)
絵里「はいはい」
希「........」
希(もし、あのノートが本当に本物だったら.....)
希(エリチと......)
絵里「希?」
希「うん?なぁに?エリチ?」
絵里「もう、また聞いてなかったでしょ?」
希「ごめんごめん」
絵里「この書類の件なんだけど」
希「うん.....」
希(考えても仕方ないか.....)
11 2017/09/12(火) 00:16:53.66
希(そういえば、昨日あのノートに書いてからそろそろ1日経ってるはず...)
希(少しくらいなら...試してみてもいいよね?)
希「..........」カリカリ
絵里「.........」カリカリ
希(放課後、エリチに誘われてパフェを食べに行く)
希(よし....どうせ昨日はたまたまだと思うけど、もし本当なら.....)
絵里「ふぅー....やっと終わったわね、もう夕方よ」
希「そうやね、お疲れ様」
絵里「さてと.....そろそろ帰りましょうか?」
希「...うん」
希(そう、都合のいいことは起きないか.....)
絵里「..........」
希(少しくらいなら...試してみてもいいよね?)
希「..........」カリカリ
絵里「.........」カリカリ
希(放課後、エリチに誘われてパフェを食べに行く)
希(よし....どうせ昨日はたまたまだと思うけど、もし本当なら.....)
絵里「ふぅー....やっと終わったわね、もう夕方よ」
希「そうやね、お疲れ様」
絵里「さてと.....そろそろ帰りましょうか?」
希「...うん」
希(そう、都合のいいことは起きないか.....)
絵里「..........」
12 2017/09/12(火) 00:23:12.99
絵里「ねぇ、希」
希「なぁに?エリチ?」
絵里「ちょっと疲れたし、帰りにでも甘いものでも食べていかない?」
希「え!」
絵里「なによ、その反応は?希、甘いもの嫌いじゃないでしょ?」
希「うん、そうやけど...」
絵里「そうだ!」
希(もしかして.....そんなことが?)
絵里「パフェ食べに行かない?チョコレートパフェが食べたくなっちゃった」
希「!!」
希(あのノートは本物?....)
絵里「行きましょ?希」
希「う、うん....」
希「なぁに?エリチ?」
絵里「ちょっと疲れたし、帰りにでも甘いものでも食べていかない?」
希「え!」
絵里「なによ、その反応は?希、甘いもの嫌いじゃないでしょ?」
希「うん、そうやけど...」
絵里「そうだ!」
希(もしかして.....そんなことが?)
絵里「パフェ食べに行かない?チョコレートパフェが食べたくなっちゃった」
希「!!」
希(あのノートは本物?....)
絵里「行きましょ?希」
希「う、うん....」
13 2017/09/12(火) 00:28:04.49
希「.........」
希「2日連続であのノートに書いたことの通りのことが起きた....」
希「そんなことってあるの?...たまたま?」
希「...た、たまたまだよね?今日は生徒会の仕事が忙しくて疲れてたまたま甘い物が食べたくなって、今日はうちを誘ってくれただけだよね?」
希「そうだよね、うん.....でも......」
希「.....明日、もう一回だけ......もう一回だけ試してみよう.....」
希「2日連続であのノートに書いたことの通りのことが起きた....」
希「そんなことってあるの?...たまたま?」
希「...た、たまたまだよね?今日は生徒会の仕事が忙しくて疲れてたまたま甘い物が食べたくなって、今日はうちを誘ってくれただけだよね?」
希「そうだよね、うん.....でも......」
希「.....明日、もう一回だけ......もう一回だけ試してみよう.....」
14 2017/09/12(火) 00:33:57.47
絵里「昨日のパフェ美味しかったわね」
希「そうやね」
絵里「あのお店、美味しかったから今度は穂乃果達を誘っていってみない?」
希「お!ええやん♪じゃあ、今度はμ’sの皆で行ってみよっか?」
絵里「そうね、なんか楽しみね」
希「エリチ嬉しそうやん」
絵里「希だって」
希「ふふふ」
絵里「あはは」
希「今度....ね....」
希「そうやね」
絵里「あのお店、美味しかったから今度は穂乃果達を誘っていってみない?」
希「お!ええやん♪じゃあ、今度はμ’sの皆で行ってみよっか?」
絵里「そうね、なんか楽しみね」
希「エリチ嬉しそうやん」
絵里「希だって」
希「ふふふ」
絵里「あはは」
希「今度....ね....」
15 2017/09/12(火) 00:39:29.65
放課後
希(...そろそろ24時間経つなぁ....)
絵里「.........」カリカリ
希「........」チラッ
希(もう一回試してみる?....2回とも本当に偶然だったかもしれないし....)
希「..........」
希(でもこれって....うちがエリチのことを.....いや、やめておこう)
希(この時間、生徒会の業務の時だけもしれないけど、こうやって二人っきりの空間で一緒に過ごせる)
希(それだけでも、うちは幸せものなんやから)
希「ふふふ....」
絵里「どうしたの?希いきなり笑って」
希「な〜んもないよ♪仕事早く終わらせちゃおう?」
絵里「そう?そうね、早く片付けちゃいましょう」
希(...そろそろ24時間経つなぁ....)
絵里「.........」カリカリ
希「........」チラッ
希(もう一回試してみる?....2回とも本当に偶然だったかもしれないし....)
希「..........」
希(でもこれって....うちがエリチのことを.....いや、やめておこう)
希(この時間、生徒会の業務の時だけもしれないけど、こうやって二人っきりの空間で一緒に過ごせる)
希(それだけでも、うちは幸せものなんやから)
希「ふふふ....」
絵里「どうしたの?希いきなり笑って」
希「な〜んもないよ♪仕事早く終わらせちゃおう?」
絵里「そう?そうね、早く片付けちゃいましょう」
16 2017/09/12(火) 00:51:42.38
コンコン
絵里「ん?誰かしら?どうぞ」
ガラララ
「失礼します」
絵里「なにか生徒会に用かしら?」
「えっと、これを生徒会長に渡しに来ました」
絵里「わざわざありがとう、この書類はそんなに急いで出さなくてもよかったのに」
「いえ.......」
希「............」
希(成程ね.....)
絵里「ん?誰かしら?どうぞ」
ガラララ
「失礼します」
絵里「なにか生徒会に用かしら?」
「えっと、これを生徒会長に渡しに来ました」
絵里「わざわざありがとう、この書類はそんなに急いで出さなくてもよかったのに」
「いえ.......」
希「............」
希(成程ね.....)
18 2017/09/12(火) 01:00:42.80
希(多分、この子はエリチに会いに来たんやね、書類はただの理由付けって言ったとことやね)
「なにか手伝うこととかありますか?」
絵里「今は間に合っているから大丈夫よ」
「そう...ですか....」
絵里「でもその気持ちだけは受け取っておくわ、ありがとう」
「はい!」
絵里「ふふ、元気がいいのね貴方」
希「.......」
希(なんなんエリチ、デレデレしちゃって....)
希「........」チラッ
希(...どうせ...たまたまなんだから..)
希「..........」カリカリ
希(............)
「なにか手伝うこととかありますか?」
絵里「今は間に合っているから大丈夫よ」
「そう...ですか....」
絵里「でもその気持ちだけは受け取っておくわ、ありがとう」
「はい!」
絵里「ふふ、元気がいいのね貴方」
希「.......」
希(なんなんエリチ、デレデレしちゃって....)
希「........」チラッ
希(...どうせ...たまたまなんだから..)
希「..........」カリカリ
希(............)
19 2017/09/12(火) 01:07:37.54
希(2日連続で同じ店なんて普通はいかないはず...うん、そのはず)
『エリチとこれから二人っきりで昨日行ったお店に行く』
希(よし.....)
絵里「じゃあ、私はこれから用事があるから」
「は、はい....」
絵里「ごめんね?」
「いえ、失礼しました」
バタン
希「エリチ用事あったの?あるなら仕事を変わりにうちが」
絵里「行くわよ」
希「え?」
絵里「なんか無性に希と二人で昨日のパフェが食べたくなったわ」
希「!!」
『エリチとこれから二人っきりで昨日行ったお店に行く』
希(よし.....)
絵里「じゃあ、私はこれから用事があるから」
「は、はい....」
絵里「ごめんね?」
「いえ、失礼しました」
バタン
希「エリチ用事あったの?あるなら仕事を変わりにうちが」
絵里「行くわよ」
希「え?」
絵里「なんか無性に希と二人で昨日のパフェが食べたくなったわ」
希「!!」
20 2017/09/12(火) 01:15:11.65
希「でもエリチ仕事が」
絵里「仕事は後でもできるわ、たまには息抜きしましょう?」
希「な、なら!穂乃果ちゃん達誘わない?朝言ってたやん?」
絵里「今日は希と二人で行きたいの、ダメかしら?」
希「だ、だめやないけど....」
絵里「じゃあ、決まりね!行きましょう?」グイッ
希「あ!ちょっと待ってエリチ引っ張らないでよ!!」
絵里「〜♪」
希(あ、あのノートに書いたことがまた起きた?これは本物?)
絵里「仕事は後でもできるわ、たまには息抜きしましょう?」
希「な、なら!穂乃果ちゃん達誘わない?朝言ってたやん?」
絵里「今日は希と二人で行きたいの、ダメかしら?」
希「だ、だめやないけど....」
絵里「じゃあ、決まりね!行きましょう?」グイッ
希「あ!ちょっと待ってエリチ引っ張らないでよ!!」
絵里「〜♪」
希(あ、あのノートに書いたことがまた起きた?これは本物?)
21 2017/09/12(火) 01:25:21.81
希「やっぱり、このノートは本物みたいやね....」
希「....こ、これがあれば....エリチと.....」
希「って!!何考えてるんや!うちは!!」
希「よく考えたらうちはなんてことをしたんや!」
希「このノートを使ってエリチのことを勝手に弄んで最低や.....」
希「エリチのことを勝手に好きになって...勝手に嫉妬して....」
希「勝手な約束をして......!!」
希「...もう、このノートはもう処分しよう....こんなのずっと持ってたらうちはまた.....それにもっとひどいことを書いてしまうかもしれない」
希「ごめんなさい、エリチ....」
希「....こ、これがあれば....エリチと.....」
希「って!!何考えてるんや!うちは!!」
希「よく考えたらうちはなんてことをしたんや!」
希「このノートを使ってエリチのことを勝手に弄んで最低や.....」
希「エリチのことを勝手に好きになって...勝手に嫉妬して....」
希「勝手な約束をして......!!」
希「...もう、このノートはもう処分しよう....こんなのずっと持ってたらうちはまた.....それにもっとひどいことを書いてしまうかもしれない」
希「ごめんなさい、エリチ....」
22 2017/09/12(火) 01:30:41.43
翌日
希「罪滅ぼしになるかわからないけど、これがうちがけじめ.....うん...」
希「これがエリチとうちの最後の約束」
希「.........」カリカリ
「エリチと大喧嘩をして、一生仲直りできないくらいに仲が悪くなる」
希「っ....勝手だけど、これでいいんよ....」
希「さようならエリチ、大好きだったよ」
絵里「希?」
希「!!」パタン
絵里「もう!探したのよ!さぼり?」
希「ち、違うんよ....」
絵里「早く行くわよ、仕事が残ってるんだから」
希「う、うん.....」
希「罪滅ぼしになるかわからないけど、これがうちがけじめ.....うん...」
希「これがエリチとうちの最後の約束」
希「.........」カリカリ
「エリチと大喧嘩をして、一生仲直りできないくらいに仲が悪くなる」
希「っ....勝手だけど、これでいいんよ....」
希「さようならエリチ、大好きだったよ」
絵里「希?」
希「!!」パタン
絵里「もう!探したのよ!さぼり?」
希「ち、違うんよ....」
絵里「早く行くわよ、仕事が残ってるんだから」
希「う、うん.....」
23 2017/09/12(火) 01:37:42.83
絵里「.........」
希(もう、こうやってエリチの隣を歩けなくなるんだよね.....)
希(誰がうちの代わりに隣を歩くのかな?昨日の子かな?......)
希「っ!」
絵里「希?どうかしたの?」
希「い、いやなんでもないよ?」
絵里「....貴方どうしたのよ、なんで泣いてるのよ」
希「っ!!」
絵里「おなかとか痛いの?大丈夫?」
希「っく.....」
希(そんな優しくしないでよ、もううちは......)
希「っ!!!」ダッ
絵里「希!?」
希(もう、こうやってエリチの隣を歩けなくなるんだよね.....)
希(誰がうちの代わりに隣を歩くのかな?昨日の子かな?......)
希「っ!」
絵里「希?どうかしたの?」
希「い、いやなんでもないよ?」
絵里「....貴方どうしたのよ、なんで泣いてるのよ」
希「っ!!」
絵里「おなかとか痛いの?大丈夫?」
希「っく.....」
希(そんな優しくしないでよ、もううちは......)
希「っ!!!」ダッ
絵里「希!?」
24 2017/09/12(火) 01:46:06.71
絵里「待ちなさいよ!!どうしたのよ」
希「っ......優しくしないで!!」
絵里「どういう意味よ!」
希「いいからもう放っておいて!!」
希(なんでうちはエリチから逃げてるん?もうちょっとでうちとエリチは喧嘩をして....)
希「嫌だ.....」
希「嫌だよ......でも.......」
絵里「希!!」
希「うわあ!!」ドサッ
絵里「希!!大丈夫!?」
希「っ......優しくしないで!!」
絵里「どういう意味よ!」
希「いいからもう放っておいて!!」
希(なんでうちはエリチから逃げてるん?もうちょっとでうちとエリチは喧嘩をして....)
希「嫌だ.....」
希「嫌だよ......でも.......」
絵里「希!!」
希「うわあ!!」ドサッ
絵里「希!!大丈夫!?」
25 2017/09/12(火) 01:54:26.01
絵里「希?怪我とかしてない?」
希「離して!!」
絵里「なんで私から逃げるのよ、希!!」
希「エリチ、お願いだから離してよ!!」
絵里「嫌よ!今、希を離したら取り返しのつかないことになるような気がするわ」
希「それはこっちのセリフ!!こっちこそ本当に取り返しのつかないことになるから離して!」
絵里「嫌!」
希「エリチ!!」
ドサッ
絵里「ん?」
希「あ!!」
絵里「これはノート?」
希「っ!!!」サッ
絵里「.....その反応、もしかしてそのノートが希がおかしい原因なのかしら?」
希「..........」
希「離して!!」
絵里「なんで私から逃げるのよ、希!!」
希「エリチ、お願いだから離してよ!!」
絵里「嫌よ!今、希を離したら取り返しのつかないことになるような気がするわ」
希「それはこっちのセリフ!!こっちこそ本当に取り返しのつかないことになるから離して!」
絵里「嫌!」
希「エリチ!!」
ドサッ
絵里「ん?」
希「あ!!」
絵里「これはノート?」
希「っ!!!」サッ
絵里「.....その反応、もしかしてそのノートが希がおかしい原因なのかしら?」
希「..........」
26 2017/09/12(火) 02:00:46.76
絵里「見せなさい、希」
希「ダメ!!絶対にこれはうち以外には見せられないもんなんよ!」
絵里「み・せ・な・さ〜い!!」ググッ
希「っ〜!!......」
絵里「えい!!」スッ
希「うわぁ!!」
絵里「約束ノート?何よこれ.....」
希「あ....それを読んじゃダメ!!」
絵里「..........」ペラッ
絵里「!!....これって...」
希「っ......」
絵里「これはどういうこと希?」
希「............」
希「ダメ!!絶対にこれはうち以外には見せられないもんなんよ!」
絵里「み・せ・な・さ〜い!!」ググッ
希「っ〜!!......」
絵里「えい!!」スッ
希「うわぁ!!」
絵里「約束ノート?何よこれ.....」
希「あ....それを読んじゃダメ!!」
絵里「..........」ペラッ
絵里「!!....これって...」
希「っ......」
絵里「これはどういうこと希?」
希「............」
27 2017/09/12(火) 02:08:17.97
希「あは.....」
絵里「?」
希「あははは!!!」
絵里「希?どうしたのよ」
希「どう?そのノートを読んだ感想は」
絵里「なんであんなことを書いたのよ」
希「それがうちの本心だから、嫌いになったでしょ?」
絵里「ふざけないで!!」
希「!!」
絵里「一生仲直りできないくらいに仲が悪くなるってどういうことよ!
絵里「?」
希「あははは!!!」
絵里「希?どうしたのよ」
希「どう?そのノートを読んだ感想は」
絵里「なんであんなことを書いたのよ」
希「それがうちの本心だから、嫌いになったでしょ?」
絵里「ふざけないで!!」
希「!!」
絵里「一生仲直りできないくらいに仲が悪くなるってどういうことよ!
28 2017/09/12(火) 02:11:20.20
希「そのままの意味や、もう決まって運命なんよ」
絵里「運命って....怒るわよ、私」
希「ええよ、ノートに書いた以上怒られるは覚悟してる....そしてお別れも」
絵里「貴方の言っている意味がわからないわ」
希「そのノートは書いたことが本当になるノート」
絵里「じゃあ、まさか....これが....」
希「もう書いてから時間も結構経つし、そろそろやね」
絵里「どうして.....」
希「.......」
絵里「どうしてこんなことを書いたの!!」
絵里「運命って....怒るわよ、私」
希「ええよ、ノートに書いた以上怒られるは覚悟してる....そしてお別れも」
絵里「貴方の言っている意味がわからないわ」
希「そのノートは書いたことが本当になるノート」
絵里「じゃあ、まさか....これが....」
希「もう書いてから時間も結構経つし、そろそろやね」
絵里「どうして.....」
希「.......」
絵里「どうしてこんなことを書いたの!!」
29 2017/09/12(火) 02:17:44.35
希「これは罰なんよ」
絵里「罰?」
希「前のページを見てみて」
絵里「前のページ....これって...まさか昨日私が無性に行きたくなったのって」
希「そういうこと」
絵里「でもそんなことでなんでこんなことを書くことになるのよ!」
希「それは.....」
絵里「説明しなさい!!」
希「だって.....」
絵里「......」
希「だってうちはエリチのことが大好きなんだもん!!」
絵里「!!」
絵里「罰?」
希「前のページを見てみて」
絵里「前のページ....これって...まさか昨日私が無性に行きたくなったのって」
希「そういうこと」
絵里「でもそんなことでなんでこんなことを書くことになるのよ!」
希「それは.....」
絵里「説明しなさい!!」
希「だって.....」
絵里「......」
希「だってうちはエリチのことが大好きなんだもん!!」
絵里「!!」
30 2017/09/12(火) 02:21:35.62
希「だから昨日!生徒会室に来た子に嫉妬して昨日は書いたんよ!うちはそういう子なんよ!卑怯者なの!!」
希「しかもそれはエリチの心を奪う行為でもあるし!それにこのままだともっとひどいことをエリチに対して書いてしまうかもしれない」
希「エリチの意思とは無関係にうちの都合のいいように!だからこうするしかなかったんよ!!」
希「だからこれからノートも燃やすし、うちのエリチへの勝手な思いと約束事はここで終わり」
絵里「何を勝手なことを言ってるのよ!!ふざけないで!!」
希「もうそろそろ時間やね」
絵里「希!!」
希「エリチ?」
絵里「!」
希「大好きだったよ?」
絵里「希!!」
希「しかもそれはエリチの心を奪う行為でもあるし!それにこのままだともっとひどいことをエリチに対して書いてしまうかもしれない」
希「エリチの意思とは無関係にうちの都合のいいように!だからこうするしかなかったんよ!!」
希「だからこれからノートも燃やすし、うちのエリチへの勝手な思いと約束事はここで終わり」
絵里「何を勝手なことを言ってるのよ!!ふざけないで!!」
希「もうそろそろ時間やね」
絵里「希!!」
希「エリチ?」
絵里「!」
希「大好きだったよ?」
絵里「希!!」
31 2017/09/12(火) 02:24:36.96
絵里「..........」
希「.........」
希(さて、1時間経った、覚悟決めていこう)
希「え、エリチ...」
絵里「.........」スタスタ
希「...........」
絵里「てい」パシッ
希「痛っ!なにするんよ!」
絵里「なにも起きないじゃない、希」
希「え?」
絵里「馬鹿希」
希「そ、そんな...だってルールには.....あー!!」
絵里「何よ、いきなり大きな声をあげて」
希「ルール5が読めるようになってる...」
希「.........」
希(さて、1時間経った、覚悟決めていこう)
希「え、エリチ...」
絵里「.........」スタスタ
希「...........」
絵里「てい」パシッ
希「痛っ!なにするんよ!」
絵里「なにも起きないじゃない、希」
希「え?」
絵里「馬鹿希」
希「そ、そんな...だってルールには.....あー!!」
絵里「何よ、いきなり大きな声をあげて」
希「ルール5が読めるようになってる...」
32 2017/09/12(火) 02:29:18.49
絵里「ルール5、このノートは3回まで効力を持たない」
希「これ以降は自分で頑張って約束を果たせるように頑張ってください.....」
絵里「.........」
希「....ってことは」
絵里「その様子だと3回はもうやってるみたいね」
希「あはは...うちのこの騒ぎは本当になんだったんや....」
絵里「そうよ、でも希の気持ちが聞けたからよしとしましょうか?」
希「へ?.........あー!!!」
絵里「私も大好きよ、希?」
希「え?」
絵里「両想いってことかしら?」
希「......えー!!」
希「これ以降は自分で頑張って約束を果たせるように頑張ってください.....」
絵里「.........」
希「....ってことは」
絵里「その様子だと3回はもうやってるみたいね」
希「あはは...うちのこの騒ぎは本当になんだったんや....」
絵里「そうよ、でも希の気持ちが聞けたからよしとしましょうか?」
希「へ?.........あー!!!」
絵里「私も大好きよ、希?」
希「え?」
絵里「両想いってことかしら?」
希「......えー!!」
33 2017/09/12(火) 02:32:28.57
希「ねぇねぇ、エリチ今度の週末はどこに行く?」
絵里「そうね、そうだ!今度できたカフェに行ってみない?」
希「お!いいね」
絵里「あとは映画にも行きたいわね」
希「じゃあ、忘れないように書いておくね!」
絵里「えぇ、そうね、私と希の」
希「約束ノートに」
絵里「週末が待ち遠しいわね」
希「そうやね♪」
絵里「ハッピーエンドね」
絵里「そうね、そうだ!今度できたカフェに行ってみない?」
希「お!いいね」
絵里「あとは映画にも行きたいわね」
希「じゃあ、忘れないように書いておくね!」
絵里「えぇ、そうね、私と希の」
希「約束ノートに」
絵里「週末が待ち遠しいわね」
希「そうやね♪」
絵里「ハッピーエンドね」
34 2017/09/12(火) 02:33:39.06
長く書いても色々とグダッタリするのでこれでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
最後までお付き合いいただきありがとうございました
35 2017/09/12(火) 02:35:07.86
乙
この昨今ちゃんとしたSSにリアルタイムで出逢えて嬉しい
また書いて下さい
この昨今ちゃんとしたSSにリアルタイムで出逢えて嬉しい
また書いて下さい
36 2017/09/12(火) 02:44:02.57
おつやん
約束ノート…のぞえりのあれは果たしてどこまで実行されたのか
約束ノート…のぞえりのあれは果たしてどこまで実行されたのか
37 2017/09/12(火) 05:18:40.21
乙
1090という不思議な数字にも意味はあるのだろうな
1090という不思議な数字にも意味はあるのだろうな
38 2017/09/12(火) 07:19:55.52
ほんとにまともなSS貴重になっちゃったからな
あの約束ノートも三回くらいなら既に叶ってる?まだかな
あの約束ノートも三回くらいなら既に叶ってる?まだかな
39 2017/09/12(火) 07:28:16.47
乙
シンプルでとても良いのぞえりでした
シンプルでとても良いのぞえりでした
40 2017/09/12(火) 07:37:02.75
面白い。またよろしく。
41 2017/09/12(火) 09:18:55.48
サクッと読めたけど満足感がたっぷり
乙でした
乙でした
42 2017/09/12(火) 11:05:02.75
>>37
1021+69 一応のぞえりの誕生日を足した数字のつもり
1021+69 一応のぞえりの誕生日を足した数字のつもり
43 2017/09/12(火) 11:10:54.34
おお、そんなギミックがw
えりのぞへのこだわりを感じます
えりのぞへのこだわりを感じます
44 2017/09/12(火) 12:05:05.67
訂正
>>32
絵里「ルール5、このノートは3回まで効力を持たない」 ×
絵里「ルール5、このノートは3回までしか効力を持たない」 ○
>>32
絵里「ルール5、このノートは3回まで効力を持たない」 ×
絵里「ルール5、このノートは3回までしか効力を持たない」 ○
46 2017/09/12(火) 15:40:59.68
|c||^.- ^||やっぱりのぞえりでわすわ
引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1505139693/