1 2018/09/18(火) 01:36:47.31
ザワザワ ザワザワ
ルビィ「でね〜。その時、お姉ちゃんがー」モグモグ
花丸「へー。ダイヤさん、大胆〜」モグモグ
善子「...」ポチポチ スッスッス
善子「...あら?ちょっと、え、うっそ」ポチポチ
ルビィ「?」モグモグ
花丸「どうしたの?」モグモグ
善子「好きだったブログが404なんだけど!」
ルビィ「あちゃー。ご愁情様〜」
花丸「404?」モチャモチャ
ルビィ「ブログが無くなっちゃったって事だよ」
花丸「へー」
善子「ほんっと、信じられないんだけどー!」グデッ
ルビィ「でね〜。その時、お姉ちゃんがー」モグモグ
花丸「へー。ダイヤさん、大胆〜」モグモグ
善子「...」ポチポチ スッスッス
善子「...あら?ちょっと、え、うっそ」ポチポチ
ルビィ「?」モグモグ
花丸「どうしたの?」モグモグ
善子「好きだったブログが404なんだけど!」
ルビィ「あちゃー。ご愁情様〜」
花丸「404?」モチャモチャ
ルビィ「ブログが無くなっちゃったって事だよ」
花丸「へー」
善子「ほんっと、信じられないんだけどー!」グデッ
2 2018/09/18(火) 01:37:32.60
善子「これから、何を楽しみに生きていけば...」シクシク
花丸「ねぇねぇ、なんで無くなった事を404って言うの?」モグモグ
ルビィ「え?えっとね...インターネットでサイトが無くなった時」
ルビィ「なんでか知らないけど、この数字がサイトに表示されるの」
花丸「ひえー。不気味ずらー」
善子「不気味なんてもんじゃないわよぉ...」
善子「現代社会において、この数字より不吉なものはないってレベルよ」ズーン
ルビィ「相当ダメージ受けてるね...」
3 2018/09/18(火) 01:38:13.13
善子「ここ最近、私の好きなブログがどんどん404になってて...」
善子「黒魔術はネットからも拒絶される運命なの!?」
ルビィ「黒魔術についてのブログだったんだ...」
花丸「怪しい事書いてたから、消されちゃったんだよ」モグモグ
善子「...深淵を覗いてしまった者は、深淵に導かれる運命なのね」
花丸「無情ずらなぁ」
ルビィ(よくわかんないや)
善子「黒魔術はネットからも拒絶される運命なの!?」
ルビィ「黒魔術についてのブログだったんだ...」
花丸「怪しい事書いてたから、消されちゃったんだよ」モグモグ
善子「...深淵を覗いてしまった者は、深淵に導かれる運命なのね」
花丸「無情ずらなぁ」
ルビィ(よくわかんないや)
4 2018/09/18(火) 01:38:43.45
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---
キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
ルビィ「ピギャァ〜〜!」
花丸「ど、どうしたの...?」モグモグ
ルビィ「や、やられた...」スッ
善子「あ、404」モグモグ
花丸「消えちゃったんだね〜」
--- --- ---
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キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
ルビィ「ピギャァ〜〜!」
花丸「ど、どうしたの...?」モグモグ
ルビィ「や、やられた...」スッ
善子「あ、404」モグモグ
花丸「消えちゃったんだね〜」
5 2018/09/18(火) 01:39:11.36
ルビィ「どう言う事なの〜!」
ルビィ「原宿系ファッションサイトが駆逐されてるよぉ」ピギィ
善子「...まだましじゃない」
善子「占い、黒魔術系列はとっくに404なんだから...」
花丸「大変ずらねぇ」
ルビィ「404削除騒動の煽りが、いつか来ると思ってたけど」
ルビィ「いざ消えるとショックだよ〜」
善子「まだ序章よ〜。これから、どんどん消えていくんだから」ズーン
ルビィ「ヒィ〜〜ッ」
花丸「経験者は、語る。ずらなぁ」
ルビィ「原宿系ファッションサイトが駆逐されてるよぉ」ピギィ
善子「...まだましじゃない」
善子「占い、黒魔術系列はとっくに404なんだから...」
花丸「大変ずらねぇ」
ルビィ「404削除騒動の煽りが、いつか来ると思ってたけど」
ルビィ「いざ消えるとショックだよ〜」
善子「まだ序章よ〜。これから、どんどん消えていくんだから」ズーン
ルビィ「ヒィ〜〜ッ」
花丸「経験者は、語る。ずらなぁ」
6 2018/09/18(火) 01:39:40.34
善子「でも、服飾系のコンテンツも消え始めるとはねぇ」
善子「不人気コンテンツから、ネットで消えるとは聞いてたけど...」
ルビィ「原宿系は不人気じゃないよぉ」
ルビィ「黒魔術より、ずっとず〜っと、人気だもん」
善子「ちょ、そ、そんな事ないし!黒魔術だって人気だったし!」
ルビィ「真っ先に消えたじゃん」
善子「ぐぬぬ...」
善子「不人気コンテンツから、ネットで消えるとは聞いてたけど...」
ルビィ「原宿系は不人気じゃないよぉ」
ルビィ「黒魔術より、ずっとず〜っと、人気だもん」
善子「ちょ、そ、そんな事ないし!黒魔術だって人気だったし!」
ルビィ「真っ先に消えたじゃん」
善子「ぐぬぬ...」
7 2018/09/18(火) 01:40:12.40
ルビィ「あ〜ぁ。おしゃれの幅が狭まったよぉ...」ポチポチ
ルビィ「ネットから消されないファッションって何だろう...」
善子「とりあえず、ゴスロリは消され始めてるわ」
花丸「なんかわかる気がする」
善子「そういや、ネットに生き残りそうなファッション10選とかあったわよ」
ルビィ「本当?URLちょうだい」
善子「うん」ポチポチ
花丸「う〜ん」モグモグ
ルビィ「ネットから消されないファッションって何だろう...」
善子「とりあえず、ゴスロリは消され始めてるわ」
花丸「なんかわかる気がする」
善子「そういや、ネットに生き残りそうなファッション10選とかあったわよ」
ルビィ「本当?URLちょうだい」
善子「うん」ポチポチ
花丸「う〜ん」モグモグ
8 2018/09/18(火) 01:40:52.93
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ガラッ
花丸「...」ヒョコッ
ガラーン...
花丸(図書係もいない。怠慢ずら) トコトコ
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ガラッ
花丸「...」ヒョコッ
ガラーン...
花丸(図書係もいない。怠慢ずら) トコトコ
9 2018/09/18(火) 01:41:35.54
花丸「...今日は何を読もうかなぁ」ボソッ スッ ポス
花丸「ふむ...」ペララララ... トスッ
花丸(二人ともネットで自分の好きな情報が消えちゃったなら) スッ ポスッ
花丸(その事が載ってる、本を読めばいいのに) パララララ
花丸(本ならずーっと消えないし、趣味の世界に没頭できるずら) ペラッ
花丸「発行日2007年かぁ。ちょっと古いかも」スッ トスッ
花丸(鮮度は、インターネットに負けるけど...) スッ ポス
花丸(それでも、価値ある情報に溢れていると思う) パラララ ペラッ
花丸「ん。これにしよっと」
花丸「ふむ...」ペララララ... トスッ
花丸(二人ともネットで自分の好きな情報が消えちゃったなら) スッ ポスッ
花丸(その事が載ってる、本を読めばいいのに) パララララ
花丸(本ならずーっと消えないし、趣味の世界に没頭できるずら) ペラッ
花丸「発行日2007年かぁ。ちょっと古いかも」スッ トスッ
花丸(鮮度は、インターネットに負けるけど...) スッ ポス
花丸(それでも、価値ある情報に溢れていると思う) パラララ ペラッ
花丸「ん。これにしよっと」
11 2018/09/18(火) 01:42:09.00
花丸(世界の流行に自分を染めていくべきか...) トコトコ
花丸(過去にすがり、自分らしさに引きこもるべきか...) ガタッ ボスッ
花丸(オラはとりあえず、後者を選び...) ペラッ
花丸(今日も今日とて、読書にふけるのであった) ペラッ
花丸(な〜んてね) フフッ
花丸(過去にすがり、自分らしさに引きこもるべきか...) ガタッ ボスッ
花丸(オラはとりあえず、後者を選び...) ペラッ
花丸(今日も今日とて、読書にふけるのであった) ペラッ
花丸(な〜んてね) フフッ
12 2018/09/18(火) 01:42:41.23
ガラッ
花丸「!」
果南「お、マルじゃ〜ん」
花丸「か...果南ちゃん?」ポカーン
果南「何さ。驚いて」
花丸「あ、いや...珍しいなって...」アセアセ
果南「わからんでもない」
花丸「!」
果南「お、マルじゃ〜ん」
花丸「か...果南ちゃん?」ポカーン
果南「何さ。驚いて」
花丸「あ、いや...珍しいなって...」アセアセ
果南「わからんでもない」
13 2018/09/18(火) 01:43:13.07
花丸「どうしたの?」
果南「ネットで魚を調べようと思ったんだけど〜」
果南「404になっちゃっててさー」ポリポリ
花丸「なるほど」
果南「マル、図鑑どこにあるか教えてよ」
花丸「了解ずらっ」ガタッ
果南「ネットで魚を調べようと思ったんだけど〜」
果南「404になっちゃっててさー」ポリポリ
花丸「なるほど」
果南「マル、図鑑どこにあるか教えてよ」
花丸「了解ずらっ」ガタッ
14 2018/09/18(火) 01:43:53.54
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果南「これこれ、こいつだよー」
花丸「デバスズメダイ?」
果南「可愛いよねー。熱帯魚として人気なんだよ」
花丸「へー」
果南「このページ、写真撮ってもいい?」ゴソゴソ
花丸「うん。大丈夫だよ」
果南「本屋と違って気前がいいねー」ゴソゴソ
花丸「あっちは売り物だから、撮っちゃダメだよ」
15 2018/09/18(火) 01:44:26.47
果南「これでよしっと」パシャ
花丸「目当てのものが見つかって、よかったずら」
果南「じゃ教室に戻るね」ガタッ
花丸「うん。本はオラが片付けとく」
果南「サンキュー」トコトコ
果南「ん」ピタッ
花丸「ん?」
花丸「目当てのものが見つかって、よかったずら」
果南「じゃ教室に戻るね」ガタッ
花丸「うん。本はオラが片付けとく」
果南「サンキュー」トコトコ
果南「ん」ピタッ
花丸「ん?」
16 2018/09/18(火) 01:45:10.26
果南「てか、図書室でマルぼっちなの?」クルッ
花丸「うえ?...えっと、まぁ」アセアセ
果南「ふーん」
果南「...」
果南「やっぱり、もうちょっと、残っててあげる」トコトコ
花丸「え、え。いいよぉ...そんな」
果南「気にしない、気にしない」 ガタッ ボスッ
果南「ほら、隣座って。図鑑読むよ。色々教えてあげる」ポンポン
花丸「う、うん!」
花丸「うえ?...えっと、まぁ」アセアセ
果南「ふーん」
果南「...」
果南「やっぱり、もうちょっと、残っててあげる」トコトコ
花丸「え、え。いいよぉ...そんな」
果南「気にしない、気にしない」 ガタッ ボスッ
果南「ほら、隣座って。図鑑読むよ。色々教えてあげる」ポンポン
花丸「う、うん!」
17 2018/09/18(火) 01:45:52.88
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---
キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
善子「断然AK47ね」モチャモチャ
ルビィ「えぇ。P90の方がかわいいよぉ」モグモグ
花丸「AK47?」モグモグ
善子「マシンガンの話よ」
花丸「鉄砲...あ、戦争物の小説で出てきてたね」
ルビィ「そうだ。花丸ちゃんに決めてもらおうよ!」
ルビィ「画像を見せてどっちが可愛いか決めてもらおっ」
善子「銃の善し悪しは見た目じゃないし...」
ルビィ「えー。じゃあ、AKよりもP90の方が可愛いって事でいい?」
善子「そ、それは卑怯よ!」
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キンコンカンコーン
ザワザワ ザワザワ
善子「断然AK47ね」モチャモチャ
ルビィ「えぇ。P90の方がかわいいよぉ」モグモグ
花丸「AK47?」モグモグ
善子「マシンガンの話よ」
花丸「鉄砲...あ、戦争物の小説で出てきてたね」
ルビィ「そうだ。花丸ちゃんに決めてもらおうよ!」
ルビィ「画像を見せてどっちが可愛いか決めてもらおっ」
善子「銃の善し悪しは見た目じゃないし...」
ルビィ「えー。じゃあ、AKよりもP90の方が可愛いって事でいい?」
善子「そ、それは卑怯よ!」
18 2018/09/18(火) 01:46:24.26
善子「待ってなさい...一押しを見せてあげる」ポチポチ
ルビィ「ルビィも〜」ポチポチ
花丸「ずら〜」モグモグ
善子「よしっ!これでどうだ!」ビシィ
花丸「可愛い...とは?」
善子「かぁ〜〜!こいつ、わかってない!この渋さを!」
善子「この銃床、むき出しのアモ!銃と言えばこれっていう王者の風格〜!」
ルビィ「ハマったね、善子ちゃん。花丸ちゃんは初心者」ポチポチ
ルビィ「だから、見せるべきは...これだぁ!」ビシィ
花丸「あ〜。キティちゃんだー」
ルビィ「ルビィも〜」ポチポチ
花丸「ずら〜」モグモグ
善子「よしっ!これでどうだ!」ビシィ
花丸「可愛い...とは?」
善子「かぁ〜〜!こいつ、わかってない!この渋さを!」
善子「この銃床、むき出しのアモ!銃と言えばこれっていう王者の風格〜!」
ルビィ「ハマったね、善子ちゃん。花丸ちゃんは初心者」ポチポチ
ルビィ「だから、見せるべきは...これだぁ!」ビシィ
花丸「あ〜。キティちゃんだー」
19 2018/09/18(火) 01:47:03.51
善子「キティちゃんデコなんて、卑怯〜〜!」
ルビィ「ストラテジーだよ。善子ちゃん」
花丸「はは...キティちゃん成分が強めだけど」
花丸「ルビィちゃんの方が可愛いと思うずら」
ルビィ「勝った」
善子「納得できない...」
ルビィ「ストラテジーだよ。善子ちゃん」
花丸「はは...キティちゃん成分が強めだけど」
花丸「ルビィちゃんの方が可愛いと思うずら」
ルビィ「勝った」
善子「納得できない...」
20 2018/09/18(火) 01:47:32.12
花丸「二人とも、鉄砲とか詳しかったんだねー」
花丸「意外ずら」
善子「今のトレンドがミリタリーだもん」
ルビィ「ファッションも迷彩柄とか増えてきたよね〜」
花丸「あー。迷彩のホットパンツとかよく見る」
善子「エロいわよね」
花丸「エロいずら」
花丸「意外ずら」
善子「今のトレンドがミリタリーだもん」
ルビィ「ファッションも迷彩柄とか増えてきたよね〜」
花丸「あー。迷彩のホットパンツとかよく見る」
善子「エロいわよね」
花丸「エロいずら」
21 2018/09/18(火) 01:48:08.72
善子「ネットでもさ、黒魔術は消えちゃったけど」
善子「軍事黒魔術ってジャンルが新しく出来てさぁ」ポチポチ
善子「これなんか結構本格的で...」スッ
ルビィ「何、これ?」
善子「武器錬成とオートディフェンスの陣よ」クックック
善子「この魔法陣だけで、アメリカ海軍1小隊の威力があるの!」
花丸「え〜?嘘くさー」
善子「あるのっ!実績だってあるんだから!」
ルビィ「あはは...」
善子「軍事黒魔術ってジャンルが新しく出来てさぁ」ポチポチ
善子「これなんか結構本格的で...」スッ
ルビィ「何、これ?」
善子「武器錬成とオートディフェンスの陣よ」クックック
善子「この魔法陣だけで、アメリカ海軍1小隊の威力があるの!」
花丸「え〜?嘘くさー」
善子「あるのっ!実績だってあるんだから!」
ルビィ「あはは...」
22 2018/09/18(火) 01:48:46.58
善子「ていうか、ルビィ。さっきのやっぱ納得できない!」
善子「あとで部室で多数決で勝負よ!」
ルビィ「惨敗するだけだよー?」ケラケラ
善子「有識者の意見が尊重されるべき」
ルビィ「ま、いいけど〜」ニヤッ
善子「〜〜!余裕そうなのが、腹たつ〜!」
キャッキャ! ワイワイ!
花丸「...」モグモグ
善子「あとで部室で多数決で勝負よ!」
ルビィ「惨敗するだけだよー?」ケラケラ
善子「有識者の意見が尊重されるべき」
ルビィ「ま、いいけど〜」ニヤッ
善子「〜〜!余裕そうなのが、腹たつ〜!」
キャッキャ! ワイワイ!
花丸「...」モグモグ
23 2018/09/18(火) 01:49:17.26
花丸「ん」クルッ
コンド コールオブデューチ~ シヨ〜 イイヨ〜
花丸「ん」クルッ
ヌマヅニ ミリタリーショップ デキタンダッテー イコイコー
花丸(世界が...一つの方向に向かいつつある)
コンド コールオブデューチ~ シヨ〜 イイヨ〜
花丸「ん」クルッ
ヌマヅニ ミリタリーショップ デキタンダッテー イコイコー
花丸(世界が...一つの方向に向かいつつある)
24 2018/09/18(火) 01:49:53.69
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---
ペラッ
果南「これはどう思う?」
花丸「スズメダイの仲間かな?」
果南「お、せいかーい。分かるようになってきたじゃん」
花丸「へへへ」
果南「こいつも、群れると綺麗でさ〜」
果南「沖縄のダイビングで見た時は感動したよ」
花丸「へー」
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ペラッ
果南「これはどう思う?」
花丸「スズメダイの仲間かな?」
果南「お、せいかーい。分かるようになってきたじゃん」
花丸「へへへ」
果南「こいつも、群れると綺麗でさ〜」
果南「沖縄のダイビングで見た時は感動したよ」
花丸「へー」
25 2018/09/18(火) 01:50:24.33
花丸「魚群を作る魚って聞くと、『スイミー』を思い出すずら」
果南「あーねー。教科書に乗ってたやつだよね」
花丸「うん」
果南「私、あの話嫌いなんだよねー」
花丸「えー、意外。万人受けする話だと思うし...」
花丸「何より、果南ちゃんの好きな魚の話だよ?」
果南「ん。まぁ、そうなんだけど〜」
果南「あーねー。教科書に乗ってたやつだよね」
花丸「うん」
果南「私、あの話嫌いなんだよねー」
花丸「えー、意外。万人受けする話だと思うし...」
花丸「何より、果南ちゃんの好きな魚の話だよ?」
果南「ん。まぁ、そうなんだけど〜」
26 2018/09/18(火) 01:51:08.78
果南「あれってさ、黒い魚が目になって赤い魚に指示を出して」
果南「大きな魚を追っ払う話じゃん?」
花丸「うん、大筋は...」
果南「子供ながら、あり得ないな〜って思ってたんだよね」
花丸「あり得ない?」
果南「魚群を作る魚ってね、実はリーダーがいないんだよ」
果南「大きな魚を追っ払う話じゃん?」
花丸「うん、大筋は...」
果南「子供ながら、あり得ないな〜って思ってたんだよね」
花丸「あり得ない?」
果南「魚群を作る魚ってね、実はリーダーがいないんだよ」
27 2018/09/18(火) 01:51:34.52
花丸「え。じゃあ、リーダーがいないのに...」
花丸「どうやって、魚達はあんな綺麗な群れを作れるの?」
果南「それはね、魚が3つの行動プログラムに沿って動いてるからなんだ」
果南「1つ、隣の魚と泳ぐこと」
果南「2つ、一定の距離感覚を取ること」
果南「3つ、同じ方向に泳ぐこと」
果南「この3つを守ると、ああいう綺麗な群れになるんだよ」
花丸「へー」
花丸「どうやって、魚達はあんな綺麗な群れを作れるの?」
果南「それはね、魚が3つの行動プログラムに沿って動いてるからなんだ」
果南「1つ、隣の魚と泳ぐこと」
果南「2つ、一定の距離感覚を取ること」
果南「3つ、同じ方向に泳ぐこと」
果南「この3つを守ると、ああいう綺麗な群れになるんだよ」
花丸「へー」
28 2018/09/18(火) 01:52:06.10
果南「だからね、先頭を泳いでる魚がリーダーって事もないし」
果南「後ろを泳ぐ魚に指示を出してる訳ではないんだ」
花丸「勉強になるずら」
果南「そのことを『スイミー』の時に、先生に指摘したら」
果南「なんかわかんないけど、怒られちゃってさ〜」
花丸「あはは...」
果南「後ろを泳ぐ魚に指示を出してる訳ではないんだ」
花丸「勉強になるずら」
果南「そのことを『スイミー』の時に、先生に指摘したら」
果南「なんかわかんないけど、怒られちゃってさ〜」
花丸「あはは...」
29 2018/09/18(火) 01:52:48.05
花丸「リーダーのいない魚群...かぁ」
果南「ん?どうしたの?」
花丸「えっとね。最近、みんな同じ方向に向かってる気がして」
果南「同じ方向?」
花丸「うん。ルビィちゃん達がね、最近ミリタリーにハマりだしてて」
花丸「で、よく耳を傾けてみたら、クラス中そんな雰囲気で...」
果南「あー。私も鞠莉達にサバゲー誘われるなぁ。最近」
果南「ん?どうしたの?」
花丸「えっとね。最近、みんな同じ方向に向かってる気がして」
果南「同じ方向?」
花丸「うん。ルビィちゃん達がね、最近ミリタリーにハマりだしてて」
花丸「で、よく耳を傾けてみたら、クラス中そんな雰囲気で...」
果南「あー。私も鞠莉達にサバゲー誘われるなぁ。最近」
30 2018/09/18(火) 01:53:35.37
花丸「なんだか、それが異様な感じがして...」
果南「んー。そうかなぁ?考えすぎじゃない?」
果南「流行って、いつもそんな感じじゃん」
花丸「そうなんだけど...」
果南「でも、あれかなぁ」
果南「今じゃネットもミリタリー以外、ほぼ404だし」
果南「目にする機会も多くなってきたから、流行ってきたのかも」
花丸「今、ネットってそんな事になってるんだ」
果南「もう魚で調べても、サバイバル釣り術しか出てこないよ〜」ゲラゲラ
果南「んー。そうかなぁ?考えすぎじゃない?」
果南「流行って、いつもそんな感じじゃん」
花丸「そうなんだけど...」
果南「でも、あれかなぁ」
果南「今じゃネットもミリタリー以外、ほぼ404だし」
果南「目にする機会も多くなってきたから、流行ってきたのかも」
花丸「今、ネットってそんな事になってるんだ」
果南「もう魚で調べても、サバイバル釣り術しか出てこないよ〜」ゲラゲラ
31 2018/09/18(火) 01:54:18.66
花丸「オラ、なんだか怖いずら」
花丸「みんなが間違っている方向に進んでそうで」
花丸「同じ方向に進んでいる事に疑問を感じてなさそうで」
果南「マル...?」
果南「あ。そうだ」ポンッ
花丸「?」
果南「ダイビング。ダイビングしようよ」
果南「そういった、モヤモヤ気持ちも吹っ飛ぶよ?」ニカッ
花丸「みんなが間違っている方向に進んでそうで」
花丸「同じ方向に進んでいる事に疑問を感じてなさそうで」
果南「マル...?」
果南「あ。そうだ」ポンッ
花丸「?」
果南「ダイビング。ダイビングしようよ」
果南「そういった、モヤモヤ気持ちも吹っ飛ぶよ?」ニカッ
32 2018/09/18(火) 01:54:48.45
花丸「でも、オラそんなお金持ってない...」
果南「平気平気。友達料金にしとくって〜。レッスンも無料!」
花丸「それに、そんなに泳げないし...」
果南「ダイビングに泳ぐ力なんてほとんど必要ないよ」
花丸「本当?」
果南「うん。それに私が隣につくからさ」
花丸「...なら、ちょっと挑戦してみたいかも」
果南「うむ。じゃ、今週の土曜日ね。よろしく」
花丸「うん!」
果南「平気平気。友達料金にしとくって〜。レッスンも無料!」
花丸「それに、そんなに泳げないし...」
果南「ダイビングに泳ぐ力なんてほとんど必要ないよ」
花丸「本当?」
果南「うん。それに私が隣につくからさ」
花丸「...なら、ちょっと挑戦してみたいかも」
果南「うむ。じゃ、今週の土曜日ね。よろしく」
花丸「うん!」
33 2018/09/18(火) 01:55:14.50
--- --- --- --- ---
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---
梨子「次の歌の曲調はマーチングにしようと思うの」
花丸「行進曲?」
千歌「お、いいねぇ!」
曜「確かに、歌詞も自分の愛と戦うって感じだし〜」
鞠莉「合いそうね」
梨子「うん!で、サビの部分はアップテンポにして...」
梨子「強弱をつけた感じにしようと思うの。伴奏だけど、流すね」ポチッ
--- --- ---
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梨子「次の歌の曲調はマーチングにしようと思うの」
花丸「行進曲?」
千歌「お、いいねぇ!」
曜「確かに、歌詞も自分の愛と戦うって感じだし〜」
鞠莉「合いそうね」
梨子「うん!で、サビの部分はアップテンポにして...」
梨子「強弱をつけた感じにしようと思うの。伴奏だけど、流すね」ポチッ
34 2018/09/18(火) 01:55:42.71
チャラタッタ〜〜♪ チャラタッタッタ〜〜♪
千歌「ふんふん...うん!いいよ!これ」
ダイヤ「転調の部分を詰めれば、かなりいいと思いますわ」
ルビィ「ルビィは裏にスネアドラムの音を入れたらいいと思う!」
千歌「それ採用ぅ!」ビシッ
梨子「評判でよかった〜。じゃあ、これベースで進めるわ」
千歌「ふんふん...うん!いいよ!これ」
ダイヤ「転調の部分を詰めれば、かなりいいと思いますわ」
ルビィ「ルビィは裏にスネアドラムの音を入れたらいいと思う!」
千歌「それ採用ぅ!」ビシッ
梨子「評判でよかった〜。じゃあ、これベースで進めるわ」
35 2018/09/18(火) 01:56:37.51
善子「衣装や振り付けも考えないとね〜」
曜「やっぱマーチングって言ったら、イギリスの近衛兵しょ〜」カキカキ シュババ
果南「コノエヘー?」
曜「こんな感じ!」ジャンッ
善子「描くのはやっ!」
果南「あ、あぁ、コノエヘーね。知ってたわ」
ルビィ「可愛い!」
花丸「くるみ割り人形みたいずら〜」
曜「そうそう!」
曜「やっぱマーチングって言ったら、イギリスの近衛兵しょ〜」カキカキ シュババ
果南「コノエヘー?」
曜「こんな感じ!」ジャンッ
善子「描くのはやっ!」
果南「あ、あぁ、コノエヘーね。知ってたわ」
ルビィ「可愛い!」
花丸「くるみ割り人形みたいずら〜」
曜「そうそう!」
36 2018/09/18(火) 01:57:18.48
曜「基本、赤と黒ベースでかっこよくして〜」
曜「3種類トンマナ合わせた軍服を作り上げるよ」
千歌「よろしくっ!」
ルビィ「善子ちゃんの分は、袖なしにしとくね?」
善子「ヨハネ!てか、そ、そんなに脇見せたいわけじゃないしっ!」
曜「3種類トンマナ合わせた軍服を作り上げるよ」
千歌「よろしくっ!」
ルビィ「善子ちゃんの分は、袖なしにしとくね?」
善子「ヨハネ!てか、そ、そんなに脇見せたいわけじゃないしっ!」
37 2018/09/18(火) 01:57:47.76
ダイヤ「振り付けはどうします?」
鞠莉「マーチングだし、動きに統一感持たせたいよね」
果南「そだねー。ステージ横長だし、横一列の見せ場も欲しいかも」
ダイヤ「なるほどですわ...」カキカキ
鞠莉「梨子、この曲の盛り上がりは徐々にヒートアップするのよね?」
梨子「そのつもり。あ、でもスネア入れてパレード風にするなら...」
梨子「ラストはスネアだけのフェードアウトで、終わる寂しさも表現したいかも...」
ダイヤ「余韻を残す感じですわね。なおさらサビは爆発させないといけませんわ」
鞠莉「マーチングだし、動きに統一感持たせたいよね」
果南「そだねー。ステージ横長だし、横一列の見せ場も欲しいかも」
ダイヤ「なるほどですわ...」カキカキ
鞠莉「梨子、この曲の盛り上がりは徐々にヒートアップするのよね?」
梨子「そのつもり。あ、でもスネア入れてパレード風にするなら...」
梨子「ラストはスネアだけのフェードアウトで、終わる寂しさも表現したいかも...」
ダイヤ「余韻を残す感じですわね。なおさらサビは爆発させないといけませんわ」
38 2018/09/18(火) 01:59:00.21
鞠莉「サビで銃型のクラッカーとか打つのどう?バーン!ハート撃ち抜くぞー!」
花丸「銃...」
ダイヤ「無理ですわ。近衛兵が持っているのはリーエンフィールド」
ダイヤ「銃も長いですし、そんな小道具を持ってては踊りにくいですわ」
果南「お。さすがに詳しいねぇ」
ダイヤ「ま、まぁ...最近、よく目にするので...」
鞠莉「うーん。いい案だと思ったんだけど〜」
花丸「銃...」
ダイヤ「無理ですわ。近衛兵が持っているのはリーエンフィールド」
ダイヤ「銃も長いですし、そんな小道具を持ってては踊りにくいですわ」
果南「お。さすがに詳しいねぇ」
ダイヤ「ま、まぁ...最近、よく目にするので...」
鞠莉「うーん。いい案だと思ったんだけど〜」
40 2018/09/18(火) 01:59:42.02
ワイワイ! キャッキャ!
花丸「...」
花丸(それは、緩やかにだけど)
花丸(オラ達をそちらに進ませている気がした)
41 2018/09/18(火) 02:00:27.72
--- --- --- --- ---
--- --- ---
---
ブクブクブク...
花丸「...」コヒューコヒュー
果南「...」チョンチョン
花丸「?」バタバタバタ
果南「...」ニコッ チョイチョイ
花丸「!」
花丸(わぁ〜。綺麗ずらぁぁ〜!) ブクブクブク〜
大きい魚「...」スイスイ
小さい魚「...」チョコチョコ
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ブクブクブク...
花丸「...」コヒューコヒュー
果南「...」チョンチョン
花丸「?」バタバタバタ
果南「...」ニコッ チョイチョイ
花丸「!」
花丸(わぁ〜。綺麗ずらぁぁ〜!) ブクブクブク〜
大きい魚「...」スイスイ
小さい魚「...」チョコチョコ
42 2018/09/18(火) 02:01:12.41
果南「ん」
果南「...」チョンチョン
花丸「!」
花丸(魚の群れずらぁ〜。これも綺麗〜)
果南「...」キョロキョロ
果南「...」ヒョイッ
花丸(ん?小石なんて持ってどうしたんだろう?)
果南「...」チョンチョン
花丸「!」
花丸(魚の群れずらぁ〜。これも綺麗〜)
果南「...」キョロキョロ
果南「...」ヒョイッ
花丸(ん?小石なんて持ってどうしたんだろう?)
43 2018/09/18(火) 02:01:56.73
果南「...」ポーイッ
花丸「ん!」ブクブクブク
魚の群れ「!」
ブワワワワワワワワ!!!! キラキラ! キラキラ!
花丸「!」ブクブク!
花丸(魚が一斉に散らばった!!)
花丸(大量の魚の鱗で光が反射して...)
キラキラ キラキラ...
果南「ふふふ」ニコニコ
花丸(すごい...神秘的ずらぁ....)
キラキラ キラキラ...
花丸「ん!」ブクブクブク
魚の群れ「!」
ブワワワワワワワワ!!!! キラキラ! キラキラ!
花丸「!」ブクブク!
花丸(魚が一斉に散らばった!!)
花丸(大量の魚の鱗で光が反射して...)
キラキラ キラキラ...
果南「ふふふ」ニコニコ
花丸(すごい...神秘的ずらぁ....)
キラキラ キラキラ...
44 2018/09/18(火) 02:02:29.31
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--- --- ---
---
ザザーン... ザザーン...
花丸「ずら〜...」ポケー
果南「はい、マル」チョン
花丸「冷たっ!うえ...ラムネ?」
果南「サービス。一緒に飲もっ」ニコッ
花丸「ありがとうずら〜」
--- --- ---
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ザザーン... ザザーン...
花丸「ずら〜...」ポケー
果南「はい、マル」チョン
花丸「冷たっ!うえ...ラムネ?」
果南「サービス。一緒に飲もっ」ニコッ
花丸「ありがとうずら〜」
45 2018/09/18(火) 02:03:14.48
花丸「ング...ング...」ゴクゴク
果南「よっこらしょっと...」ストン
果南「で。どだった?」グビッ
花丸「すっごい綺麗だった!」プハーッ!
果南「でしょー」
花丸「図鑑の写真より、ずっと綺麗だった!」
果南「だよね〜」
果南「よっこらしょっと...」ストン
果南「で。どだった?」グビッ
花丸「すっごい綺麗だった!」プハーッ!
果南「でしょー」
花丸「図鑑の写真より、ずっと綺麗だった!」
果南「だよね〜」
46 2018/09/18(火) 02:03:46.34
果南「私も最初は驚いたよ〜」
果南「ゴーグル越しの海が、青だけの世界だと思ってた海が」
果南「こんなに色とりどりなんだ〜って」
花丸「うん。びっくりしたずら!」
花丸「やっぱり、本だけの世界じゃ...」
花丸「知らない事もたくさんあるんだね!」
果南「そんなに喜んでくれると、誘ったかいあったよ」
果南「ゴーグル越しの海が、青だけの世界だと思ってた海が」
果南「こんなに色とりどりなんだ〜って」
花丸「うん。びっくりしたずら!」
花丸「やっぱり、本だけの世界じゃ...」
花丸「知らない事もたくさんあるんだね!」
果南「そんなに喜んでくれると、誘ったかいあったよ」
47 2018/09/18(火) 02:04:20.07
花丸「果南ちゃんが小さい魚の群れに、小石を投げたでしょ?」
花丸「あの後、キラキラした魚がブワワーってなるのも」
花丸「すごい綺麗だったずらぁ〜」
果南「はは。あれね〜」
果南「魚をびっくりさせちゃうから、あんまりしないんだけど」
果南「すごいよね〜。一方向に進んでた魚達が」
果南「一瞬でその場から消えちゃうんだもん」
花丸「神秘的だったずら〜」
花丸「あの後、キラキラした魚がブワワーってなるのも」
花丸「すごい綺麗だったずらぁ〜」
果南「はは。あれね〜」
果南「魚をびっくりさせちゃうから、あんまりしないんだけど」
果南「すごいよね〜。一方向に進んでた魚達が」
果南「一瞬でその場から消えちゃうんだもん」
花丸「神秘的だったずら〜」
48 2018/09/18(火) 02:04:56.38
果南「あの動きもね、規則性がないわけじゃないんだよ?」
花丸「そうなの?」
果南「うん。群れの魚は、前話した3つの約束で動くんだけど」
果南「危険を察知した魚だけは、別の動きができるの」
花丸「ウンウン」
果南「でね、後ろや隣の魚は、3つの約束で同じ動きをするから」
果南「個々に散り散りになるんじゃなくて、回避した最初の魚と同じ進み方をして」
果南「パニックにならずに、安全に、かつ滑らかに小石を避けることができるの」
花丸「そうだったんだぁ...」
果南「最後尾を進んでた魚なんか、小石が落ちた事すら気づいてないのかも」ケラケラ
花丸「...」
花丸「そうなの?」
果南「うん。群れの魚は、前話した3つの約束で動くんだけど」
果南「危険を察知した魚だけは、別の動きができるの」
花丸「ウンウン」
果南「でね、後ろや隣の魚は、3つの約束で同じ動きをするから」
果南「個々に散り散りになるんじゃなくて、回避した最初の魚と同じ進み方をして」
果南「パニックにならずに、安全に、かつ滑らかに小石を避けることができるの」
花丸「そうだったんだぁ...」
果南「最後尾を進んでた魚なんか、小石が落ちた事すら気づいてないのかも」ケラケラ
花丸「...」
49 2018/09/18(火) 02:06:01.71
花丸「果南ちゃん」
果南「ん?」
花丸「オラ前に、みんなが危ない方に進んでるって話、したよね?」
果南「うん。言ってたね」
花丸「オラが、その危険を察知した魚の一匹になったら...」
花丸「みんなは付いてきてくれるかな?」
果南「んー」
花丸「正直に言ってくれていいよ?」
果南「ん?」
花丸「オラ前に、みんなが危ない方に進んでるって話、したよね?」
果南「うん。言ってたね」
花丸「オラが、その危険を察知した魚の一匹になったら...」
花丸「みんなは付いてきてくれるかな?」
果南「んー」
花丸「正直に言ってくれていいよ?」
50 2018/09/18(火) 02:08:37.91
果南「ん。はっきり言うと、今のままじゃ難しいね」
花丸「...そっか」
果南「私達は魚じゃなくて、人間だからねー」
果南「人間はリーダーの指示で動く。前を歩く人間に協調する」
果南「マルが色々な事に気がつく事は、みんな知ってるけど」
果南「年も若いし、リーダーって感じじゃないしね」ポンポン ヨシヨシ
果南「世界がやばいーってマルが騒いでも」
果南「みんなは、『この子何言ってるんだろ?』ってなるかも」
花丸「オラもそんな気がする...」
花丸「...そっか」
果南「私達は魚じゃなくて、人間だからねー」
果南「人間はリーダーの指示で動く。前を歩く人間に協調する」
果南「マルが色々な事に気がつく事は、みんな知ってるけど」
果南「年も若いし、リーダーって感じじゃないしね」ポンポン ヨシヨシ
果南「世界がやばいーってマルが騒いでも」
果南「みんなは、『この子何言ってるんだろ?』ってなるかも」
花丸「オラもそんな気がする...」
51 2018/09/18(火) 02:13:30.10
花丸「でもね、どう考えても、オラの危険だっていう警告音が」
花丸「鳴り止まないんだずら」
果南「そっかぁ。うーん...」
果南「じゃあ、もしこの先、危険な世の中になったら」
果南「私がマルに付いていくよ」
花丸「...本当?」
果南「うん。私、考え方が魚だから」
果南「しっかり、私の隣を泳いでね?そしたら、付いてく」ニコッ
果南「で。みんな続けーって、先導してあげる」
花丸「鳴り止まないんだずら」
果南「そっかぁ。うーん...」
果南「じゃあ、もしこの先、危険な世の中になったら」
果南「私がマルに付いていくよ」
花丸「...本当?」
果南「うん。私、考え方が魚だから」
果南「しっかり、私の隣を泳いでね?そしたら、付いてく」ニコッ
果南「で。みんな続けーって、先導してあげる」
52 2018/09/18(火) 02:14:28.36
花丸「果南ちゃん...」ウルウル
果南「ほら、そんな情けない顔しないで。おいで」フワッ
果南「ハグ、しよ?」
花丸「果南ちゃぁん!」ガバッ
ラムネ瓶: ゴロンゴロンッ...
花丸「オラ、怖いずらぁ!」ギュゥ〜
花丸「みんなが、みんなじゃなくなるみたいでっ!どうしよぅ!」
果南「マルは考えすぎなんだよ〜。何で泣くの〜?」ヨシヨシ
花丸「だって、だって、うわぁぁんっ!!」
果南「ほら、そんな情けない顔しないで。おいで」フワッ
果南「ハグ、しよ?」
花丸「果南ちゃぁん!」ガバッ
ラムネ瓶: ゴロンゴロンッ...
花丸「オラ、怖いずらぁ!」ギュゥ〜
花丸「みんなが、みんなじゃなくなるみたいでっ!どうしよぅ!」
果南「マルは考えすぎなんだよ〜。何で泣くの〜?」ヨシヨシ
花丸「だって、だって、うわぁぁんっ!!」
54 2018/09/18(火) 02:15:02.65
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---
花丸(それから月日は経って...) トコトコ
花丸(果南ちゃん達はそれぞれの道へ) トコトコ
花丸(新しい学校に編入したオラや、千歌ちゃん達も卒業して) ピタッ
花丸(オラは大学の図書室で、本を読んでいる)
花丸「『情報の多様化を考慮した情報伝播のモデル化とシミュレーション』」スッ パサッ
花丸「2009年9月...404削除騒動の起きる前の論文か...」ペラッ トコトコ...
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花丸(それから月日は経って...) トコトコ
花丸(果南ちゃん達はそれぞれの道へ) トコトコ
花丸(新しい学校に編入したオラや、千歌ちゃん達も卒業して) ピタッ
花丸(オラは大学の図書室で、本を読んでいる)
花丸「『情報の多様化を考慮した情報伝播のモデル化とシミュレーション』」スッ パサッ
花丸「2009年9月...404削除騒動の起きる前の論文か...」ペラッ トコトコ...
55 2018/09/18(火) 02:17:28.89
花丸「よっこらしょ。どれどれ...」ギシッ ペラッペラッ
花丸(404削除騒動...その発端は大手サーバー群がテロで破壊された事から始まる)
花丸(サーバーの絶対数が減少した事による、情報の軽量化と精査が必要になったのだ)
花丸「ふむふむ...」
花丸(...ネットの成熟期を迎えていたその時) ペラッ
花丸(そこは技術進歩に対し、使用者のリテラシーが追いつかず)
花丸(武装された悪意と、偽装された情報にまみれていた)
花丸(情報の精査はいわば、いつか訪れる必然の行為だった)
花丸「うげ。数式が書いてあるずら...ちゃんとメモらなきゃ...」ペラッ
花丸(404削除騒動...その発端は大手サーバー群がテロで破壊された事から始まる)
花丸(サーバーの絶対数が減少した事による、情報の軽量化と精査が必要になったのだ)
花丸「ふむふむ...」
花丸(...ネットの成熟期を迎えていたその時) ペラッ
花丸(そこは技術進歩に対し、使用者のリテラシーが追いつかず)
花丸(武装された悪意と、偽装された情報にまみれていた)
花丸(情報の精査はいわば、いつか訪れる必然の行為だった)
花丸「うげ。数式が書いてあるずら...ちゃんとメモらなきゃ...」ペラッ
56 2018/09/18(火) 02:18:41.60
花丸(しかし、その行為を裏で糸を引いていたコミュニティがあった)
花丸(のちに、世界中で軍部のクーデターを引き起こし)
花丸(報道管制の掌握をもってして、一般人に知られる事なく完了した)
花丸(オラがどうして、それを知っているか...?それは秘密ずら)
花丸「ん。これずら」ペラッ
花丸「情報が多様化している時、情報の伝達速度と意思決定能力は低下する」
花丸「それは、イノベーターからコミュニティに対しての影響力の低下を意味し」
花丸「また、その情報の価値は内容に関わらずフラットになり下がってしまう」
花丸(のちに、世界中で軍部のクーデターを引き起こし)
花丸(報道管制の掌握をもってして、一般人に知られる事なく完了した)
花丸(オラがどうして、それを知っているか...?それは秘密ずら)
花丸「ん。これずら」ペラッ
花丸「情報が多様化している時、情報の伝達速度と意思決定能力は低下する」
花丸「それは、イノベーターからコミュニティに対しての影響力の低下を意味し」
花丸「また、その情報の価値は内容に関わらずフラットになり下がってしまう」
57 2018/09/18(火) 02:19:46.46
花丸「すなわち、逆にするならば」
花丸「提供される情報が一つだけならば、その伝達速度は加速し...」
花丸「個人の情報検索においても、それに関する知識しか得られない時」
花丸「その知識の価値は上昇し、その知識を多く保有するイノベーターの力は」
花丸「最大と化す...」パサッ
花丸「この現象だ。404削除騒動の裏で、この現象が起きていたんだずら...」
花丸「だから、みんな...そして、今も...」
花丸「提供される情報が一つだけならば、その伝達速度は加速し...」
花丸「個人の情報検索においても、それに関する知識しか得られない時」
花丸「その知識の価値は上昇し、その知識を多く保有するイノベーターの力は」
花丸「最大と化す...」パサッ
花丸「この現象だ。404削除騒動の裏で、この現象が起きていたんだずら...」
花丸「だから、みんな...そして、今も...」
58 2018/09/18(火) 02:20:21.56
教授「おや、国木田」
花丸「あ、先生。お疲れ様です」
教授「今日、学徒は東京で軍部のシンポジウムに参加だろう?」
花丸「足が痒いので休みました」
教授「痒い〜?いかんねぇ〜」ヒョイッ
花丸「あ」
教授「情報の多様化...あぁ、旧ネット時代の論文か」
花丸「あ、先生。お疲れ様です」
教授「今日、学徒は東京で軍部のシンポジウムに参加だろう?」
花丸「足が痒いので休みました」
教授「痒い〜?いかんねぇ〜」ヒョイッ
花丸「あ」
教授「情報の多様化...あぁ、旧ネット時代の論文か」
60 2018/09/18(火) 02:22:38.63
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--- --- ---
---
カタッ...カタ カタッ...カタ カタ...ターン
花丸「キーボード、辛いずらぁ」
花丸「論文の内容もよし。メール送信完了っと」
花丸「あとは向こうが、使える情報としてくれれば...」
花丸「あ、そうだ」カタカタ カタカタ...
--- --- ---
---
カタッ...カタ カタッ...カタ カタ...ターン
花丸「キーボード、辛いずらぁ」
花丸「論文の内容もよし。メール送信完了っと」
花丸「あとは向こうが、使える情報としてくれれば...」
花丸「あ、そうだ」カタカタ カタカタ...
61 2018/09/18(火) 02:23:19.29
花丸「...いぶ。検索っと...」カチカチ
パソコン:『らぶらいぶ』検索結果:1件
パソコン:ラブライブ!公式サイト
花丸「お〜。まだ残ってるずら〜!」カチカチッ
花丸「!」
パソコン:404 Not Found
花丸「...」
花丸「いらない情報...そんなわけないずら...」
花丸「オラ達の青春を...何だと...」ギリッ
パソコン:『らぶらいぶ』検索結果:1件
パソコン:ラブライブ!公式サイト
花丸「お〜。まだ残ってるずら〜!」カチカチッ
花丸「!」
パソコン:404 Not Found
花丸「...」
花丸「いらない情報...そんなわけないずら...」
花丸「オラ達の青春を...何だと...」ギリッ
62 2018/09/18(火) 02:24:03.05
ピロリロン!
花丸「んあ!返信早いなぁ」カチカチ
花丸「ふむふむ...お、ペイバック案の中で活用するかぁ」
花丸「ん?」
メール: P.S. Sorry, could not stop that. Please be with you.
<< 追伸。止められなかった。ご無事で >>
花丸「そっか...」
花丸「同志だけでも避難できてるといいけど...」
花丸「んあ!返信早いなぁ」カチカチ
花丸「ふむふむ...お、ペイバック案の中で活用するかぁ」
花丸「ん?」
メール: P.S. Sorry, could not stop that. Please be with you.
<< 追伸。止められなかった。ご無事で >>
花丸「そっか...」
花丸「同志だけでも避難できてるといいけど...」
63 2018/09/18(火) 02:24:42.21
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---
ビュゥ〜...
花丸「寒い...もう冬だよぉ」トコトコ
ポスター:I want YOU! for JAPAN ARMY! パタパタ...
街宣車『住みよい国にする為に〜!立ち上がれ〜』ブーン...
花丸「末期だなぁ」トコトコ
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ビュゥ〜...
花丸「寒い...もう冬だよぉ」トコトコ
ポスター:I want YOU! for JAPAN ARMY! パタパタ...
街宣車『住みよい国にする為に〜!立ち上がれ〜』ブーン...
花丸「末期だなぁ」トコトコ
64 2018/09/18(火) 02:25:20.99
--- --- --- --- ---
ザザーン... ザザーン...
ザッザッザ
花丸「海...」
花丸「東京は、あっちだよね」クルッ
花丸「ダイヤさん、情報通りなら間に合ってるけど...」ギュッ
65 2018/09/18(火) 02:26:15.62
ザザーン ザザーン
花丸「海かぁ...」
花丸「果南ちゃん、元気かなぁ」ボソッ
???「お、マルじゃ〜ん」ザッザッザ!
花丸「ふぇ!?」クルッ
果南「やっぱり〜。マルじゃ〜ん!」ハァハァ ガサッ
花丸「か、果南ちゃん!?」
66 2018/09/18(火) 02:26:46.69
果南「何さ、驚いて」
花丸「だ、だって、海外にいたはずじゃ」
果南「なんか向こうで戦争はじまりそうだったからさー」
果南「帰って来ちゃった」
花丸「そ、そっか」
果南「えー。もっと喜んでよー」バッ
花丸「喜んでるよぉ!」ハグゥ~!!
果南「おほほ〜。はげし」
キャッキャッキャ!
花丸「だ、だって、海外にいたはずじゃ」
果南「なんか向こうで戦争はじまりそうだったからさー」
果南「帰って来ちゃった」
花丸「そ、そっか」
果南「えー。もっと喜んでよー」バッ
花丸「喜んでるよぉ!」ハグゥ~!!
果南「おほほ〜。はげし」
キャッキャッキャ!
67 2018/09/18(火) 02:27:49.70
花丸「って。帰ってくるなら。連絡くれればよかったのに」
果南「何言ってんの、メッセージ系もうアウトじゃん」
花丸「あ。そうだった」
果南「鞠莉とかにも連絡取れなくて、困ってんだよね〜」
花丸「だよね。鞠莉ちゃんはイタリアだし...」
花丸「でも日本にいるメンバーなら、連絡取れるツールがあるずら」
果南「本当?」
花丸「うん。あとで、USBに入れて持ってくね」
果南「助かる〜」
花丸「みんな元気にしてるずら〜」
果南「うわー。楽しみ〜。誰とも連絡取れなくてさー」
69 2018/09/18(火) 02:28:44.34
果南「それにさ、ほら」ヒョイッ
花丸「薬莢だね」
果南「戦争中の東南から、潮に乗って来たんだろうなぁ」
果南「やっぱ、こういうの見たくないじゃん?」ゴソゴソッ
果南「来てくれた人には、綺麗な海を感じて欲しいっていうか?」
花丸「立派ずら〜」
果南「でしょー」フフン
花丸「薬莢だね」
果南「戦争中の東南から、潮に乗って来たんだろうなぁ」
果南「やっぱ、こういうの見たくないじゃん?」ゴソゴソッ
果南「来てくれた人には、綺麗な海を感じて欲しいっていうか?」
花丸「立派ずら〜」
果南「でしょー」フフン
70 2018/09/18(火) 02:29:32.11
果南「マルは?」
花丸「オラは大学生」
果南「お、確かに。垢抜けた?」
花丸「そうかなぁ?」
果南「メガネとか、超かわいいよ」
花丸「へへへ」クイクイッ
果南「おー。インテリ〜」
花丸「オラは大学生」
果南「お、確かに。垢抜けた?」
花丸「そうかなぁ?」
果南「メガネとか、超かわいいよ」
花丸「へへへ」クイクイッ
果南「おー。インテリ〜」
71 2018/09/18(火) 02:30:00.24
果南「また時間できたらさぁ。ダイビングしようよ」
果南「秋でもスーツを着れば、できるんだよね」
花丸「友達価格で?」
果南「う...えっと...できれば、えっとー...」ツンツン...
花丸「うそうそ。ちゃんと払うずら」ケラケラ
果南「察してくれて、助かるよー」
果南「秋でもスーツを着れば、できるんだよね」
花丸「友達価格で?」
果南「う...えっと...できれば、えっとー...」ツンツン...
花丸「うそうそ。ちゃんと払うずら」ケラケラ
果南「察してくれて、助かるよー」
72 2018/09/18(火) 02:31:02.96
果南「なんだかんだAquas全員で潜るってなかったからさ」
果南「みんなで潜りたいんだよねー」
花丸「あー。楽しそう」
果南「とすると、どうやって鞠莉に連絡をとるかが...」
ドゴーン...!
花丸「っ!」バッ! クルッ!
果南「ん?」チラッ
73 2018/09/18(火) 02:31:31.63
果南「え...何...あれ?」
花丸「...キノコ雲」
モクモクモクモク...
果南「嘘...関東じゃん...」
花丸「...」
74 2018/09/18(火) 02:32:49.63
果南「や、やばいよ!ダイヤがっ!」
花丸「多分大丈夫。逃げてると思う」
果南「そんなことわかんないじゃん!」
花丸「わかるんだよ。オラ、レジスタンスに協力してるから」
果南「レジスタンス?それって、世界中の軍と反抗してる...?」
花丸「情報共有をしてるだけの関係だけどね」
花丸「もらった情報で、皆んなを安全な場所に逃してるんだよ」
果南「ほ...」ポカーン
75 2018/09/18(火) 02:33:28.58
花丸「果南ちゃん」
果南「う、うん」
花丸「オラ、一緒にダイビングをしたあの日から」
花丸「Aquasの中で、みんなの前に立てる様に努力したの」
果南「...」
花丸「さっきみたいな危険な状況が起きる時...」
花丸「真っ先にオラの意見で、みんなが動いてくれる信頼を勝ち得たの」
果南「マル...?」
76 2018/09/18(火) 02:35:12.86
花丸「あの時、果南ちゃんが本当の事を言ってくれたおかげずら」クルッ ニコッ
花丸「お魚みたいに、グループ内の関係は上下関係ないって甘んじてたら」
花丸「助けられる人も、助けられなかった」
花丸「オラは今、自分の行動が間違ってないって自信を持ってる」
果南「マル...」
花丸「お魚みたいに、グループ内の関係は上下関係ないって甘んじてたら」
花丸「助けられる人も、助けられなかった」
花丸「オラは今、自分の行動が間違ってないって自信を持ってる」
果南「マル...」
77 2018/09/18(火) 02:38:46.02
果南「で、でもレジスタンスは他の国では、処刑対象でも...」
花丸「知ってる。でも、オラがみんなを導くためには情報が必要なの」
花丸「404で隠されていない情報が...」
花丸「果南ちゃん。だから...果南ちゃんも...」
花丸「どうか、オラの隣で付いて来て欲しい...」
果南「...」
果南「覚悟を、決めろって言うんだね?」
花丸「オラの道で、絶対に生き残らせるずら」
果南「...わかった。泳ぎ切ろう」コクッ
78 2018/09/18(火) 02:39:50.40
花丸(...これが、オラ達を巻き込んだ戦争の始まり)
花丸(オラ達に戦争を止める力はない)
花丸(ただ、デスマーチを進む国民の群れの中で)
花丸(自分が勝ち得た情報を元に)
花丸(降ってくる小石を避けるだけ)
花丸(ここは404によって人が盲目の魚群と化した世界)
花丸(404ディストピア)
79 2018/09/18(火) 02:40:34.88
花丸「404ディストピア」 終わり
82 2018/09/18(火) 02:51:43.13
花丸と果南の戦いはこれからだ!
85 2018/09/18(火) 03:55:33.25
おもしろかったわ
次も楽しみにしてる
次も楽しみにしてる
87 2018/09/18(火) 05:28:36.59
なんかハッカー以来のワクワク感があるずら
88 2018/09/18(火) 06:19:51.14
おぉ…なんか世にも奇妙な物語っぽい
続き出来るなら期待です
続き出来るなら期待です
91 2018/09/18(火) 10:28:20.77
淡々とまわりがおかしくなっていく感じがめっちゃおもろかった
92 2018/09/18(火) 10:47:07.83
面白い
よくできてるお話
でもしっかりと足が痒いから休むずらもあって大好き
かなまるいいぞ
よくできてるお話
でもしっかりと足が痒いから休むずらもあって大好き
かなまるいいぞ
95 2018/09/18(火) 14:34:01.44
この話はここで終わりでしょ
理屈っぽい花丸と感覚派の果南の対比こそが主軸であってそれを描き終わった時点で物語は完結している
理屈っぽい花丸と感覚派の果南の対比こそが主軸であってそれを描き終わった時点で物語は完結している
引用元:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1537202207/