4 :名無しで叶える物語 :2016/07/13(水) 10:26:12.57 ID:Pzqr1kIU
「っぐすっ…にこちゃ…勉強、出来ないんだからっ、もう一年…居なきゃ、駄目だよっ!」
いつもニコニコと笑っているはずの凛の目から涙が溢れている。
「べ、つに…にこちゃん達が居なくたって、やっていける、わよ…」
俯いている真姫ちゃんの目は前髪で隠れて見えない。声が震え、地面にぽた、と雫が落ちる。
「私っ…にこちゃんの事、凄く尊敬してるんだっ…!
…そのにこちゃんにがっかりされちゃわない様に、部長、頑張るねっ!」
二人の様に涙を流している訳では無いけれど、緑色の瞳には涙の膜が張っている。
「真姫、凛……
ほら、泣かないのっ!このにこにーの次に可愛い顔が台無しでしょ?」
ごしごしと泣いている二人の顔をカーディガンで拭う。
「花陽。…頼りにしてるからね。部長の役目を任せられるのはアンタだけよ。」
「にこちゃ…」
「っ…じゃあね!ダンスの指導でもしに、また遊びに来てあげるわよっ!」
夕陽に向かって足を進める。
私がここでやるべき事は全部終わらせた。
悔いなんて一個も無い。
…なのになんで頬が濡れているんだろう。
あの子達からは見えていないんだろうけど。
家に帰るまでは泣かないって…決めたんだけどね。
「…きて、お…さ……」
いつもニコニコと笑っているはずの凛の目から涙が溢れている。
「べ、つに…にこちゃん達が居なくたって、やっていける、わよ…」
俯いている真姫ちゃんの目は前髪で隠れて見えない。声が震え、地面にぽた、と雫が落ちる。
「私っ…にこちゃんの事、凄く尊敬してるんだっ…!
…そのにこちゃんにがっかりされちゃわない様に、部長、頑張るねっ!」
二人の様に涙を流している訳では無いけれど、緑色の瞳には涙の膜が張っている。
「真姫、凛……
ほら、泣かないのっ!このにこにーの次に可愛い顔が台無しでしょ?」
ごしごしと泣いている二人の顔をカーディガンで拭う。
「花陽。…頼りにしてるからね。部長の役目を任せられるのはアンタだけよ。」
「にこちゃ…」
「っ…じゃあね!ダンスの指導でもしに、また遊びに来てあげるわよっ!」
夕陽に向かって足を進める。
私がここでやるべき事は全部終わらせた。
悔いなんて一個も無い。
…なのになんで頬が濡れているんだろう。
あの子達からは見えていないんだろうけど。
家に帰るまでは泣かないって…決めたんだけどね。
「…きて、お…さ……」